FX初心者がロスカットアラート時の対処方法

FXでは、いつも為替相場が自分の思い通りに動けば、かなり多くの利益を稼ぐ事が可能ですが、世の中そんなに甘くはないのと一緒で、FXの世界もそんなに甘くはないのです。

為替相場は生き物であり、時として自分の予想とは反対に、それも大きく動く可能性があり、反対方向に大きく動いてしまうと口座内の証拠金がFX会社が設定している

●強制ロスカット

の基準に達してしまう可能性があります。ただ、FX会社ではこの強制ロスカットの前に顧客にアラートを鳴らしており、実際に強制ロスカットになるまでにはある程度の猶予があります。

 

ただ、FX初心者の方の場合、この強制ロスカット前のアラートが来た際には、どのように対処したら良いのか？が分からないと思われます。

強制ロスカットについて

FX初心者の方には是非とも覚えておいて欲しいこの強制ロスカットですが、これは

●一定以上の損失を防ぐためのシステム

となっており、国内FXはもとより海外FXでも設定されているシステムです。そして、この強制ロスカットシステムがあるため、私たちFXトレーダーの証拠金が守られる事になります。

 

為替相場では、時として大暴落や大暴騰などが起きる事があり、このような相場状況において強制ロスカットシステムが無ければ、FX口座内の証拠金がどんどん減ってしまい、証拠金以上の損失になる可能性があります。

そして、この証拠金以上の損失はつまりFXで借金を背負うという事になるため、こうなってしまうとFXで再起を図る事が難しくなってしまうのです。そのため、この強制ロスカットはFX取引を行う上ではとても重要な役割を持っています。

ロスカット前のアラートが届く

各FX会社では、顧客が焦らないように、あらかじめ強制ロスカットが近づいて来るとアラートが届く事になっています。これは、

●ロスカット前のアラート

になりますが、このロスカット前のアラートはFX口座内の証拠金維持率によって設定されており、この証拠金維持率がどの程度まで下がるとFX会社からアラートを送信するようになっています。

また、このロスカット前のアラートが届くという事は、自分のFX口座内の証拠金維持率が低下している＝かなり証拠金が減っている事を意味しており、このまま証拠金維持率が下がれば間もなく強制ロスカットになってしまうのです。

ロスカット前のアラートが来た場合の対処方法

取引しているFX会社から、ロスカット前のアラートが届いた場合には、何かしらの対応を行う必要があります。そして、その対応は主に下記の3つになります。

FX取引を行っていると、保有しているポジションの損失が拡大して来ても、あともう少し、あともう少しという感じでそのまま持ち続けてしまう方が結構いますが、大抵の場合にはそのまま損失が拡大してしまう可能性が高くなります。

というのも、ロスカット前のアラートが来たという事は、現在保有しているポジションの取り方が間違っていた事を意味しているため、そのまま放置していても損失が膨らんでしまうのです。

また、追加の証拠金を入金するという方法ですが、追加の証拠金を入金するという事はロスカットラインを下げる事になり、この方法もやはり先程の放置と同様で損失が膨らむ可能性が高いためお勧めすることは出来ません。

保有しているポジションを決済する

放置や追加の証拠金の入金では、為替相場の流れを止める事は難しいため、ロスカット前のアラートが届いた場合には

●保有しているポジションの決済

をお勧めします。というのも、現状強制ロスカットが近いという事は、自分のポジション取りが間違っていたという事になるため、そのまま放置していても良い事はありません。

それだったら、ここは一旦保有しているポジションを決済して、再度仕切り直してトレードチャンスを待つ事がFXでは重要になるのです。

 

FXで稼ぐためには、なるべく損失を減らして利益を増やしていく必要がありますが、すでにロスカット前のアラートが届いているという事は、損失が膨らんでおりそのままではFXから退場する可能性すら出てきてしまうのです。

そのため、今後もFXを続けていくのであれば、いつまでも現ポジションにこだわらず、失敗は失敗として認めて、ここは一旦リセットし新しいポジションを保有する事をお勧めします。

 

 

まとめ

FXを行っていると、自分の思惑とは反対方向に為替相場が動いてしまい、強制ロスカット直前まで行ってしまう事がありますが、そんな時には一旦リセットして再出発を図って下さい。

FXは今日明日終わるというものでは無く、今後も続いていくため、継続していればどこかでチャンスが巡ってきます。