20223FXでは、毎回の取引で常に勝ち続ける事は至難の業であり、時には負けてしまう事もあります。特に、FX初心者の方であれば、最初は勝ち続けるよりも負け続ける可能性が高い傾向があります。
ただ、負け続けていても損失を最低限に抑える事が出来れば、その後の取引で損失分を補填して利益を出す事が可能となるのがFXの魅力でもあり、そのために必要になるのが、
●損失をコントロールすること
になります。そして、この損失をコントロールするために必要な事が損切り(ストップ)注文であり、この損切り注文を入れる事によって、損失を最低限に抑える事が可能になります。
今回の記事では損切り注文について解説します。FX初心者の方は、ついイケイケトレードを行ってしまい、この損切り注文を入れない傾向がありますが、この損切り注文は損失を最低限に抑える事が出来る注文なのです。
為替相場は予想通りに動かない事があります
FXにおいて、為替相場が思い通りに動いたら、自分の思うがままの利益を稼ぐ事が可能ですが、世の中そんなに甘くは無いです。特に、FX初心者の場合、自分の予想通りとは反対方向に動く事の方が多いように思えます。
そんな時に、自分の大切な資金を守るための注文方法が損切り注文になり、この損切り注文を入れておけば、万が一の時にも損失を最低限に抑える事が可能です。
FX初心者の方は注文と同時に損切り注文を入れて下さい
基本的に、FX取引を行う際には、あらかじめマイルールに沿って、ポジション保有の為替レートと利益確定の為替レート、さらには万が一為替レートが反対に動いた際に損切りを行うための為替レートの3つのレートを確認して注文を出します。
こうする事によって、その後為替相場がどのように動いたとしても、利益確定または損切りのどちらかに引っ掛かる=決済注文が行われます。これが例え損切りに引っ掛かったとしても、それはマイルールに沿って取引した結果なので、気にせず次回の取引に期待する事になります。
ただ、これは特にFX初心者の方に多い事ですが、利益確定の為替レートは決めてあるものの、損切りするための為替レートは決めておらず、為替相場の流れを見ながら随時損切りを行っているケースがあります。
そしてこの場合、自分の思い込みによっていつまで経っても損切りする事が出来すに、結果大きな損失を出してしまう可能性があるのです。
自分の思い込みは判断を遅らせる可能性があります
FXにおいて、自分の思い込みと言うのは、例えば
●為替チャート的にここで反転すると思う
●かなり下げたからそろそろ下げ止まるのでは?
などのような、あまり根拠のない自分勝手な解釈になり、こうした判断を行った結果、気が付いたら大きな損失が出てしまったという事は、別に珍しい事では無いのです。
特に、損失が膨らんでくると、
●少しでも損失を減らしたいからもう少し待つ
という心理状態になる可能性があり、そのままポジションを保有し続けた結果、ロスカットになってしまったという方も少なからずいます。
そのため、ポジションを保有した時には、あらかじめ決めておいた為替レートで必ず損切り注文を入れる事をお勧めします。あらかじめ決めておいたレートで損切りになったのであれば、それはそれで仕方の無い事なので、それは必ず次回の取引に生きてきます。
FX口座に証拠金が残っていれば挽回可能です
例え、FXで1回や2回負けたとしても焦らないで下さい。FXが無くなったりする事はありません。という事は、FX口座内に資金が残っていれば再度FX取引を行う事が可能で、その取引によって負けた分を挽回出来る可能性があります。
これは、FX初心者に限らずFXを行っている全ての方に言える事ですが、
●常にFXで勝ち続けることは出来ません。
時には負ける事もあるでしょう。そんな時に、FX口座の証拠金を残してくれるための方法が、損切り注文を入れる事なのです。FXでは、利益を伸ばす事もそうですがいかに損失を抑える事が出来るか?が重要になって来るのです。
そのためには、ポジションを保有したらすぐに損切り注文を入れて下さい。特に、FX初心者の方には必須になります。
まとめ
為替相場では、各種重要な経済指標の発表や地政学リスクなどにより、大きな動きをする事がありますが、そんな時にも慌てず騒がずFXを行うためには、あらかじめ損切り注文を入れておく必要があります。
そして、損切り注文を入れておけば、万が一為替相場が反対方向に動いても、自分の裁量を挟む余地なくFX会社の取引システムが自動的に損切りを行ってくれるため、損失を最低限に防ぐ事が可能です。