現在、FX会社においてFXで取引可能な通貨数は、少ない会社では20~30種類、多い会社では50種類以上もあります。
私たちFXトレーダーはこれら通貨の中から好きな通貨を選択して取引を行う事になります。
ただ、通貨によっては、その動きが緩いものや激しいものなど、それぞれに特徴があります。
この日はこの通貨、次の日はこの通貨というように、日々別々の通貨で取引をしていると、その通貨の動き(特徴)を把握する事が難しくなってしまいます。
そのため、FXでは日々の取引において、通貨の選択はある程度決まった通貨にて取引を行った方が良いです。
何故なら、日々狙いを定めた通貨の動きを眺めていると、経験上その動きの特徴を掴む事が出来るからです。
そこで、当記事では、FX初心者にお勧めの通貨ペアについて解説します。
現在、どの通貨ペアで取引するのか迷っている人は、是非最後まで読んで下さい。
FXでは各通貨によって動きが異なります
FXで取引可能な通貨は50種類以上ありますが、それぞれに通貨によってその動きは異なります。
●1日中ほとんど動かない
●1日中ジリジリと上下への動きを繰り返す
●1度動くとその幅が大きい
これらの通貨の動きを全て監視してその特徴を把握する事は時間的にも精神的にもかなり難しいと言えます。
そして、取引中に数多くの通貨を監視するためには、監視するためのモニターを増設する必要があります。
また、それぞれの通貨でトレードポイントがきた場合には、全ての通貨で取引を行う事が難しくなったり、注文自体を間違えてしまう可能性もあります。
そのため、FXではある程度狙いの通貨を絞って、日頃からその動きを監視して特徴を把握した上で取引を行うと、経験上継続的に稼ぐ事が可能になります。
狙いの通貨の動きの特徴を把握していれば、為替チャートの動きを見ているだけで、その動きが読みやすくなります。
その結果、FXで稼ぎやすくなるのです。
狙いの通貨の今後の値動きの予測を立てる事が出来れば、為替チャートに張り付く必要もなくなるため、まずは狙いの通貨ペアを決めていきましょう。
最初は動きの緩い通貨がお勧め
これからFXを始める方や現在FXを行っているがなかなか成果が出てこないという人がいると思います。
そういった人の場合、まずは1つの通貨に慣れるという意味においても、最初の取引通貨は比較的動きが緩やかにも関わらず取引チャンスがある通貨をお勧めします。
この理由は、早くFXで稼ぎたいがあまり、いきなり大きく動く可能性がある通貨で取引を行行うと、その動きに付いていけずに損失を出してしまう可能性が高いからです。
特に、FXを始めて間もないという人にとっては、いきなり値動きの激しい通貨に手を出してしまうと、取引の判断に迷ったり遅れが出たりする可能性が高くなります。
その結果、どこで決済したら良いのかが分からずにどんどん含み損が膨らんでしまいます。
せっかくFXを始めたにも関わらず、いきなり損失を出してしまったら、モチベーションの低下と共に、やる気が無くなってしまうかも知れません。
そのため、最初は動きの緩い通貨がお勧めになります。
動きが緩くそこそこチャンスのある通貨とは
そこで、肝心の比較的その動きは緩いものの取引チャンスが一定数ある通貨についてですが、この通貨は下記の通りです。
●USD/JPY
もっとも、このUSD/JPYという通貨には下記の特徴があります。
●為替市場では世界一の取引数量を誇っているUSD(米ドル)
●USDには及ばないもののかなりの取引数量があるJPY(日本円)
この特徴により、その動きは比較的緩くなっており、FXを行っている方の中でも人気の高い通貨となっています。
通貨自体の取引量が多いという事は、多少の出来事ではそれほど大きく動く可能性は低いため、FXに慣れていない方にはうってつけの通貨と言えます。
また、UDS/JPYについては、投機筋による仕掛けに対しても、他の通貨と比べ影響を受けにくいため、安心して取引する事が可能となっています。
まとめ
FXでは、取引可能な通貨がかなりありますが、通貨によってはその動きに特徴があります。
そのため、長期に渡って安定して稼ぐためには、経験上ある程度狙いを絞った通貨で取引する事をお勧めします。
狙いを絞る事によって、いち早くその通貨の特徴を掴む事が出来るため、結果としてFXで継続して稼ぐ事が可能になります。