テレビCMやインターネット広告などでよく見かけるFX（外国為替証拠金取引）ですが、小資金でも大きな利益を稼げるという特徴から、人気の高い金融商品となっています。
ただ、金融商品という事は、他の株取引や仮想通貨などのように、利益を稼げる一方で損失も出す可能性があります。
そのため、FXではより慎重に取引する必要があります。
しかし、中にはFXに興味があるものの、実はFXについて良く分かっていないという人も少なからずいるようです。
そこで、当記事ではFX（外国為替証拠金取引）とは？その仕組みについて解説します。
FXに興味はあるものの、その仕組みが良く分からずまだ始めていないという人は、是非参考にして下さい。
FX（外国為替証拠金取引）について
そこで、このFXですが、外国為替（Foreign Exchange）の略称となっています。
この外国為替を証拠金を用いて取引する事から、FX＝外国為替証拠金取引と呼ばれています。
ただ、この呼び方については、各FX会社によって下記のように異なっています。
『外国為替保証金取引』
『外貨証拠金取引』
もっとも、FXは証拠金を入れて外国為替の取引を行う事になるため、あまりこの呼称については気にする必要はないかと思います。
※証拠金＝FX取引を行うために必要な資金のこと
FXにはリスクがあります
先程も書きましたが、このFXでは小資金でも大きな利益を稼ぐ事が出来ます。
ただ、その一方で大きな損失を出してしまう可能性があります。
また、日々コツコツと利益を積み重ねていたにも関わらず、ある日大きな損失を出してしまい、結果損益がマイナスになってしまうという事も十分起こり得ます。
そのため、FXでは利益を稼ぐ事も必要ですが、それ以上にいかに損失を防ぐ事が出来るのか？がとても重要です。
その辺りのリスク管理がとても重要になってきます。
FXの仕組みについて
ここでは、FXの仕組みについて解説します。
このFXの仕組みですが、異なる2ヶ国（2種類）の通貨を交換する取引＝1つの通貨を購入すると同時にもう1つの通貨を売却する取引となっています。
例えば、『アメリカドル（USD）を購入して日本円（JPY）を売却する』『日本円（JPY）を購入してアメリカドル（USD）を売却する』という取引になります。
この事からも分かる通り、FXでは2つの異なる通貨を同時に売買（反対売買）しているのです。
ちなみに、異なる2つの通貨を取引する際、その基準となる交換比率の事を『為替レート』と呼ばれています。
例えば、FXにおいてメジャーな通貨ペアのUSD/JPYが1ドル＝130円となっていた場合です。
現在USD/JPYを1ドル130円で取引する事が出来るという意味であり、この1ドル＝130円が為替レートとなります。
FXで利益を出すためには？
ここでは、FXで利益を出すためにはどうすれば良いのか？について解説します。
FXで利益を出すために必要な事は、為替差益を稼ぎ、為替差損を減らす事です。
●為替差益とは注文→決済時における為替レートの差がプラス（利益）になる事です。
●為替差損とは注文→決済時における為替レートの差がマイナス（損失）になる事です。
例えば、USD/JPYが1ドル＝130円の時に購入して、1ドル＝135円の時に売却した場合における為替差益の計算は下記の通りです。
そして、この場合において、USD/JPYで１万通貨の取引を行っていた場合、その為替差益は1万ドル×5円＝5万円となります。
これとは逆に、 USD/JPYが1ドル＝130円の時に購入して、1ドル＝125円の時に売却した場合における為替差益の計算は下記の通りです。
そして、この場合において、USD/JPYで１万通貨の取引を行っていた場合、その為替差損は1万ドル×－5円＝－5万円となります。
そのため、FXで利益を稼ぐためには、いかに為替差益を伸ばして為替差損を減らす事が重要であり、為替差益が多くなれば多いほど利益を稼げます。
まとめ
FXとは、外国為替を証拠金を用いて取引する事ですが、リスクがある金融商品となっています。
また、FXの仕組みは、異なる2つの通貨を同時に交換する取引となっています。
そして、FXで利益を稼ぐためには、為替差益を伸ばして為替差損を減らす事が重要です。
